私の友人の話のつづきですが・・・、
彼はその時まで、大きな病気や入院などの経験がなく、
健康であることのありがたさとか、とくに気にもかけていなかったのですが・・・、
初めて、自分の身体にもいつかトラブルがやってくるのだ、
それも、・・・・・ある日突然に、ってまさに自分のこととして、
実感したわけです。
この時は17日間の入院でしたが・・・・、
治療するのは左目だけで、眼帯をして術後の経過を、
安静にして見守るだけの毎日でした。
ただし、一週間ほどは、網膜の位置を安定させるため、
昼も夜も寝ている間も、“うつぶせ”状態でいることを要求され、
それはつらかった・・・・そうです。
なんせ夜中に看護師さんが一時間ごと(?)に巡回してきて、
寝入って・・・寝返りをうっていようものなら、彼の肩をゆすって・・、
「〇〇さん!!う・・つ・・ぶ・・せ!!」
って、命令するのです。
「俺はあんたたちの飼い犬のポチじゃねぇ・・・!!」
まぁ、他の部分は、特に悪いところはない上に、
栄養管理された病院食を定時に摂り、
もちろんアルコールは抜きですから、
身体はきれいになって良いのですが・・・、
とにかく、時間を持て余すんですね。
彼はこの時、自分の半生を改めて振り返ってみる、
たっぷりの時を過ごしたと言います。
こんな機会は、それまでの人生の中で無かったですからね。
大学を卒業し就職して以来、仕事に追われるばかりの毎日・・・。
ストレスを発散するためのお酒・・・。
(酒は美味しいけど、楽しく飲まないとダメですね。そうでないと、
酒の神様“バッカス”に申し訳ない・・・・・。)
日曜日は、一週間の疲れのため、無為に一日を過ごしてしまう(土曜日の夜は、
もちろんいつもよりも飲んでるし・・・)。
そんな日々の繰り返しで、いったいどの位の年月が過ぎ去っていったのだろうか・・。
そして今、自分の身体のトラブルと向き合っていかねばならない年齢になった。
彼はそれまでも、うすうす気付いてはいたのです・・・、
このままでは駄目だってことを。ただそれを直視しなかっただけ。
日々の仕事と生活にただ流されるだけだった半生!?
かと言って、もちろん人生の意味は・・・とか、哲学的に考えた訳ではなく・・・、
ひとことで言えば、無趣味人間だったってこと。
自分の本当に好きな・・・・楽しみを持つってこと。
そういうことに時間をさくってこと。そういうことを始めようとする・・、
心の余裕もなく、時を過ごしてきたっていうこと。
何かを始めようと、一歩踏み出すのを阻害していた見えざる敵は・・・・、
自分の心の中にいたのです。
その敵に打ち勝てなかった結果として・・・・、
今の自分が、こ・・こ・・に・・いる!!のです。
・・・って、大げさなことではなくて(笑)、
この入院をきっかけとして、彼は小さいけど・・・
固い決心をしたのです。
「何か・・・・趣味を持つんだ!!」ってね。
この時点では、何を始めるかは、まだ何も決まっていませんでした・・・・・。
昨日のジェイク・シマブクロですが、めずらしい映像を見つけました。
何やら、どこかで見覚えのあるオッサンが一緒に写ってますが・・・。
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