今日の“嘉一橋”からの夕景です。
夕暮れごとに橋の上で
夕暮れになると 私はきっと橋の上に立つ
暗い河を見おろして じっと見きわめるために
河がわきかえり ながれ しぶきをたて
あこがれにみちてすすみゆくさまを どこへ? ふるさとへ?
ながい年月(としつき) 私もまた 歩いた
休みなく あこがれの希望(のぞみ)をいだいて
流れや雲や風とともにさすらいながら
一つのふるさと 一つの憩いを 見いだすために
それはこの先もつづくのだ そして やがて私にも
白いリンネルを着て運ばれる時が 告げられるだろう
放浪よ さよなら そして 流れのしぶきも!
静かに私は運ばれてゆく・・・・・どこへ? ふるさとへ?
ヘルマン・ヘッセ「ヘッセ詩集」より
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